NISHIO Hirokazu[Translate]
Devinクレジット使い切り
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ざっくり何が起きたか

1. 4 / 21――残クレジットに気づく
事前購入した Devin ACU が期限目前と判明し、従量課金に切り替える前に“最後のラッシュ”を決意。

2. 4 / 22――タスク投げ込み祭り
停滞していた Issue を大量に Devin に読み込ませ、行動計画→実装まで自動進行。レビューが終わる前に日付が変わり、投げた内容を把握できなくなるほど並列化。

3. 4 / 25–26――ACU 消費を加速
ACU 使用量が168 → 192 へ増加。
11 並列セッションでバグ修正・機能追加・README 改善などを同時進行。
典型例: Netlify の peerDependencies 衝突を自動調査し、依存を更新して再デプロイ。
Kozaneba ではユーザのバグ報告をそのまま渡すだけで修正完了。

4. 4 / 27――残 40 トークンの“使い切りプラン”
ChatGPT から「静的解析・テスト自動生成・アーキ図生成などに充てよ」と提案を受け実行。最終的に ACU を消費しきり、従量課金モードへ移行。

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引き出せる有益な知見

① “AI 向けに整形されたタスク”が鍵
曖昧な Issue は Devin が迷走し、人間側の判断待ちになる。
Issue テンプレに目的/受入条件/制約を必ず書く。難しい問題は 「調査→分割」タスクとしてまず投げる。
② AI はバグ修正とリファクタに強い
再現手順付きのバグ報告→即パッチ(Kozaneba)。静的解析・依存更新も高速。
日々のバグ報告をテンプレ化してそのまま AI に渡すワークフローを常設。
③ 並列実行には“メタ管理”が必要
投げたタスクを忘れ、進捗が不透明に。
Devin セッションを自動サマリしてダッシュボード化(Issue/PR 一覧+状態)。
④ コードは“AI が触れる場所”に置く
古い Heroku-only リポジトリは GitHub へ移す手間が発生。
一元 VCS 化+ README にセットアップ手順を残す。
⑤ 前払いクレジットは行動をゆがめる
“使い切り”のために低優先タスクまで着手。
次回は 従量課金 or 小額前払い+自動通知で無駄なラッシュを防ぐ。
⑥ 人間が担うべきは戦略とレビュー
高度な意思決定は AI に丸投げ不可。
“AI→案出し / 人→決定”を徹底し、レビュー用チェックリストを用意。

日記

"Engineer's way of creating knowledge" the English version of my book is now available on [Engineer's way of creating knowledge]

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