NISHIO Hirokazu[Translate]
「未来はわからない」は事実ではない
「わかる/わからない」は誤った二分法で、確率のグラデーションである。
高い可能性で起こる出来事を、わずかな不確実性があることから「わからない」とする100%でないものを0とみなすバグ
予見可能なものを「あたりまえ」と呼んで軽視する。その「あたりまえ」の知識を活用できていない人も多い
例えば今頃40歳の人は30年後に70歳であり、いま10代の人が30年後には40代である、当たり前
この当たり前の事実から、いま40歳の自分が70歳になる時に、社会の年齢構成はどうなってるのか、いろいろな商品やサービスの企画をする人が今の10代の人になった時にどのようなラインナップの変化があるか、を考える人とそうでない人がいる
例えば「入力が1秒遅れて出力される回路」があるときに、今入力を0から1に変えたら、1秒後の未来に出力が0から1に変わることを予見できる
現実世界のシステムは多かれ少なかれ遅延がある

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