ベネズエラ石油産業の崩壊と人材離脱
2026-01-06
1999
石油収入を社会政策に強く振り向ける路線が始まる
2002年4月
2002年12月〜2003年2月
全国スト(特にベネズエラの国営石油会社PDVSA中心)
目的:チャベス辞任・早期選挙
手段:石油生産・輸出を止める
原油生産がほぼ麻痺、国家経済に深刻な打撃
2003年
スト参加者・反政府的と見なされた人員
多くが熟練技術者・運転員・管理職
👉 組織的知識・安全文化・保全能力が断絶
2012年8月
死者39人
老朽化・安全管理不全の象徴的事故
2014–2016
原油価格下落
外貨不足が深刻化
技術者の給与が急落(実質賃金崩壊)
2017年
石油経験のない将軍(ケベド)がPDVSA総裁に就任
技術判断より治安・統制が優先される体制へ
2017–2018
PDVSAから大量辞職
理由:賃金崩壊+設備崩壊+恐怖政治
👉 brain drain(高技能者流出)が加速
2018年
「ミス=犯罪」環境が顕在化
保全不足が原因と見る同業者証言あり
👉 現場に強い萎縮効果
「壊れても触らない」
「判断しない・責任を取らない」
2020–2022
製油所の火災・停電・重要装置停止が頻発
直しても再停止する状態
ガソリン不足が慢性化
2023–
原油生産は2000年比で 1/4以下
一部回復の兆しはあるが、技術者層の再構築には至らず
2026年1月
米軍がカラカスでニコラス・マドゥロ大統領夫妻を拘束し、米国へ移送(米国側は長年の麻薬関連容疑の“法執行作戦”という位置づけ、国際的には強い反発も報道)。
その後、PDVSAに関わる取引を事実上止める形の「全面的な石油輸出封鎖/禁輸」が報じられ、原油輸出が停止。これによりPDVSAは貯蔵能力の制約から減産に動き、(従来例外扱いだった)Chevron向けの出荷も止まったとReutersが報道。
CNNの書き起こしでは、トランプがベネズエラについて「We’re there now… we’re going to stay, we’re going to run it.(我々は今そこにいる…留まる、運営する)」と繰り返している形で載っています。
CNN.com - Transcripts
最初少し聞いた時
肩をすくめるアトラスの技術者がいなくなった後の文明崩壊プロセスみたいだな〜と思ったのだが、詳しく調べてみたらむしろ
トロピコで軍隊の支持の強い大統領にインテリが反発するのを弾圧してたら発電所が動かなくなってしまった的な感じだった