坂本龍一と柄谷 行人のNAMの関係性を説明して

坂本龍一と柄谷行人のNAMでの関係について、本文中から以下のことが分かります。

柄谷行人は2000年6月、NAM（New Associationist Movement）という「国家と資本への対抗運動」を大阪で立ち上げた。

坂本龍一は柄谷行人らとともに、NAMの続編的な書籍である『NAM生成』（2001年）に寄稿している。

『NAM生成』は『NAM原理』の続編的な位置づけの本で、『NAM原理』に比べてより具体的なNAMの構想が示されている。

例えばNAMのフリースクール構想などが具体的に語られており、「戦後の日本思想を（良くも悪くも？）圧倒的な力で引っ張る柄谷行人や浅田 彰、世界の坂本龍一が、果たしてどのような教育に対する回答を提示してくれるのか」と筆者は興味を示している。

以上から、坂本龍一は柄谷行人が主導したNAMの中心メンバーの1人として活動に参加し、NAMの理念を具体化する過程に関わっていたことが窺えます。著名なアーティストである坂本がNAMに名を連ねることで、NAMの社会的な注目度を高める役割も果たしたのではないかと推察されます。