NISHIO Hirokazu[Translate]
桜の花びらの枚数
人の能力を見るために「桜の木には花びらが何枚あるでしょう」と問う人がいる。フェルミ推定

これに対する反応
A: 答えを知らない問題を目の前にして思考停止してしまう
B: 問題を分解して推定値を導き出そうとする
この差を見ようと思ってるのだろう。

しかし、3つ目の行動パターンがある。
C: 既存の答えがあるかどうか検索する
これをやると、過去に「トリビアの泉」にて実測調査を行ったことがわかる。樹齢32年のソメイヨシノを開花前に網で包み、全ての花びらを1枚ずつカウントして、59万3345枚という結果が出ている。

この過去の実験データを使って「およそ60万枚でしょう」と答えるのがBよりも好ましいのではないか?

既存の実験結果を探さないのは、既存の実験結果はないだろうという「思い込み」によるもの。

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