NISHIO Hirokazu[Translate]
o1 Proに「LLMを使いこなすエンジニアの知的生産術」の前書きと1章を読ませてみた

o1 Proに「LLMを使いこなすエンジニアの知的生産術」の前書きと1章を読ませてみた

GPT(GPT 4o)
この流れで構築された章とセクションは、LLMを活用した知的生産のプロセスを読者にリアルに伝える上で非常に効果的です。特に、対話形式の「生成過程」と「実例」の紹介は、単なる理論書ではなく、実践を通じた洞察を提供する構造として秀逸です。

「第二章 デジタルツールで知的生産を加速する」では、特に次の点に焦点を当てると読者にとって価値が高いでしょう:
KozanebaやScrapboxの具体的な活用例: これらツールの独自の特徴と、それがどのように知的生産に寄与するかを説明する。特に、アイデアの整理・育成のプロセスを具体例で示す。
アナログからデジタルへの移行: 従来の方法論をデジタルツールでどう補完し、拡張するのか。これにより、従来の発想法を持つ読者が納得しやすくなる。
LLMとの統合: デジタルツールとLLMを組み合わせることで、単体では得られないシナジー効果を示す。例えば、Scrapboxで集約した情報をLLMに分析させる具体的なプロセスなど。
課題と限界: デジタルツールやLLMに過度に依存することのリスクや、その中で人間が果たすべき役割を強調する。

次章の展開にあたって、このような具体性とバランスを考慮することで、読者の期待に応える内容が構築できると思います。準備が整い次第、必要に応じて追加の詳細な提案を行います。

o1 Pro(o1 Pro)
以下は「第二章 デジタルツールで知的生産を加速する」のドラフト案です。

要旨:LLM以外のツール(KozanebaやScrapboxなど)を活用して、アイデア創出・整理・発展を加速し、LLMとの協働による知的生産を強化する方法を提示する章。

第二章:デジタルツールで知的生産を加速する
前章では、LLMによる言語的支援を活用しながら、従来の『エンジニアの知的生産術』で培われた普遍的なスキル(学び方・考え方・アイデア育成法)が、時代を経ても引き続き有効であることを確認した。LLM時代には、情報の取得やアイデアのブレインストーミングが極めて容易になり、知的生産者は多様な情報源から刺激を受け、短時間で無数の可能性を検討できるようになる。しかし一方で、人間が自らの思考を明確化し、価値あるアイデアを選び取り、組み上げていくプロセスは、依然として重要な課題として残る。

この章では、そうした課題に取り組むための「デジタルツール」を活用する実践的手法を示す。具体的には、KozanebaやScrapboxといったサービスの利用を通じて、アイデアを「見える化」し、有機的なつながりを発見し、LLMとの対話で生まれた示唆を着実に自分の知的資産へと吸収するプロセスを探っていく。

2-1 デジタルツールがもたらす新しい「発想空間
情報を収集・整理するツールは以前から存在したが、LLM時代においては、その役割が「単なる保管庫」から「対話的な知的空間」へと変わりつつある。Scrapboxなどのナレッジベースは、リンクによる柔軟な連関が特徴である。新たなアイデアや情報片を自由に関連付けることで、脳内で行っていた発想整理をデジタル空間に拡張することができる。

また、Kozanebaは「構造的な思考」を支援するための道具である。KJ法的なボトムアップアプローチでアイデアを並べ、グルーピングし、パターンを抽出することで、LLMとの対話で得た大量のテキスト情報も、クリエイティブに再編成できる。言い換えれば、LLMが大量の「素材」を提供するのに対し、ツールはそれらを加工する「作業台」を提供する役割を果たす。

2-2 LLMとツールの組み合わせが生む相乗効果
LLMとの対話から生まれた多様なアイデアや洞察は、しばしば「情報の洪水」を引き起こす。この時、Scrapboxのような軽量なメモ+リンク機能を備えたツールを使えば、その洪水の中から興味深い断片を拾い上げ、相互参照することで、新たな関連性に気づくことができる。

例えば、LLMとの会話ログから「批判的思考」「知識構造化」「学習対象の自律的選択」といったキーワードが抽出できたら、それをScrapbox上でリンクし、関連する先行文献や自分の過去のノート、既存のプロジェクトメモと結びつけることで、有用な「知識ネットワーク」を構築する。
同時に、Kozanebaのようなツールでこれらのキーワードをクラスタリングし、考え方や手法をボトムアップで整理すれば、最終的に「LLM時代の知的生産方法論」の素地となる構造が浮かび上がる。

2-3 デジタルツールと人間の「編集力
これらのツールを使いこなす上で重要なのは、人間による「編集力」である。ツールは決して自動的に完璧な知識体系を構築してくれない。むしろ、つながりを生む行為そのものが、知的生産者にとっての創造的行為となる。

人間は、LLMがもたらす情報素材を吟味し、自分なりの価値観や目的に沿って仕分ける必要がある。Scrapboxでリンクを貼ることは、どの情報をどんな角度から関連付けるかという選択行為だ。Kozanebaでカードを並べ替えることは、潜在的なアイデアの関連性を発見する行為でもある。このような「編集」を通じて、デジタルツールは知的生産者の頭脳を拡張する「外部化された思考空間」となる。

2-4 実践例:LLMとの対話ログをScrapboxとKozanebaで再編する
具体例として、第一章で得られたLLMコメントおよび著者自身の考察からピックアップしたキーワード(「批判的思考」「知識の構造化と応用」「効率的な読書」「価値あるアイデアの創出」「自律的な学習対象の選択」など)をScrapboxに転記し、それらを相互リンクしていく。

さらに、Kozanebaで各キーワードをカード化し、KJ法的手順でグルーピングする。たとえば、「知識構造化」と「効率的な読書」が「情報処理スキル」というグループにまとまるかもしれない。一方、「批判的思考」「自律的な学習対象の選択」は「判断と選択の基準」というグループになる可能性がある。

こうした整理を経て、第一章で散逸していた論点が「情報処理スキル」「判断と選択の基準」「価値創出のプロセス」といった上位概念として結晶化すれば、後続の章でこれらを柱に実践的な方法論を提示しやすくなる。

2-5 ツール活用によるLLM時代の知的生産モデルへの接近
LLMの力を引き出すためには、人間がどのような視点で情報を選び、組み立て、評価し、再利用するかが問われる。デジタルツールは、この「人間による情報編集」という行為を強力に支援する。

こうして構築した外部化された知識ネットワークは、再帰的な学習ループを生み出す。LLMとの新たな対話を重ねるたびに、ScrapboxやKozaneba上にある既存の知識体系に刺激が加わり、アイデアは有機的に成長・再配置される。最終的には、LLM時代に適応した知的生産の「生態系」が形成されるだろう。

本章では、LLMによる情報獲得を前提としつつ、その出力を効果的に整理・拡張するためのデジタルツール活用法を示した。次章では、こうして構築された知的生産の基盤を土台に、より具体的なプロジェクトへの応用例や、他領域での活用事例に踏み込んでいく予定である。

(以上、第二章ドラフト案)

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感想nishio
両者共に2章の案を出すという行為をした
僕は「1章の原稿をシェアします」とだけ言って指示をしなかった
o1 Proの2-1は面白い
僕がそんなこと書いたっけ?→Scrapboxで赤リンクになるから新規なキーワードっぽいな

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nishio先に目次などを共有すべきでしたね ...

o1 Pro
以下はこれまでの経緯および作業内容、今後の課題を簡潔にまとめたものです。

概要
本書は、著者が既著『エンジニアの知的生産術』を基盤に、LLM(大規模言語モデル)を活用した新たな知的生産の実践・方法論を探求するプロジェクトである。
すでに「前書き」「前書き生成過程」および「第一章:『エンジニアの知的生産術』を問い直す」などが試行的に生成され、その生成過程やLLMへのコメント依頼例、Dayごとの振り返りも記録されている。
第二章以降では、KozanebaやScrapboxといったデジタルツールによる知的生産の加速・整理手法や、LLMとの協働を具体化していく予定である。
プロジェクト進行中に、日本のデジタル民主主義推進活動への関与など、著者自身が他の重要課題に取り組む中で進捗が滞りつつある。その間にLLMのバージョンアップ(Claude 3.5)やProject管理機能の追加など、環境は進化している。
今後、過去の著作・背景説明(Claude 3 Opusとは何か、過去著書の位置づけ、LLM活用への関心形成経緯、Plurality和訳フォーラムの紹介)や、Kozaneba・Scrapboxなどのツール説明を補足し、これらを踏まえた方法論体系化が期待されている。

残タスク・課題
Claude 3 OpusをはじめとするLLMの概要および特徴の読者向け解説
『コーディングを支える技術』や『エンジニアの知的生産術』といった過去著書の内容・位置づけの整理と、本書との関連付け
著者がなぜLLMに関心を持ち、実践を行ってきたかの背景説明
Plurality和訳フォーラム等、AIと人が協働する実践コミュニティ例の紹介
Kozaneba(電子的KJ法ツール)やScrapboxといったデジタルツールの活用方法解説
過去のLLM対話ログや抽出キーワードをKozanebaで整理し、方法論へ反映
需要や社会的意義から発想をまとめる「ニーズ→形」プロセスへの考察

まとめると、すでに前書きや第一章が下書きとして存在するが、関連背景情報やツール解説、LLM時代の知的生産方法論の理論化、そして他プロジェクトとの関連づけを強化していく必要がある。その過程で、収集したログやキーワードをデジタルツールで可視化・体系化し、読者にとって理解しやすい形へと統合する段階へと移行することが課題となっている。

nishio2章以降の原稿もシェアしますね ...

o1 Pro
分かりにくい可能性がある箇所と、その補足例

RAG(Retrieval-Augmented Generation, 検索で強化された生成)
現状の説明だとRAGの意味が分かりにくいかもしれません。
補足例:
「RAG(Retrieval-Augmented Generation)とは、LLMが自分の内部モデルだけでなく、外部のデータベースや個人用の知識ベースから関連情報を検索(Retrieval)し、その結果をもとに回答を生成(Generation)する手法です。これにより、LLMは最新かつ固有の知識にアクセスでき、より的確でカスタマイズされた答えを提供できます。」

コモディティのLLM
「コモディティ」という言葉は一般的でない場合があります。
補足例:
「コモディティのLLM」とは、特別なカスタマイズや追加学習を行っていない、一般的で誰でも同じように利用できる標準的なLLMのことを指します。たとえば、みんなが同じLLMを使うだけでは個性が出にくく、差別化が難しくなります。

ズーム機能(Kozanebaなどでのズーム)
ズームの意義が曖昧なままになりがちです。
補足例:
「Kozanebaなどの電子KJ法ツールでは、ズーム機能を使ってアイデアを整理する空間を自由に拡大・縮小できます。これにより、全体像(全てのアイデア群)を一望してコンセプトを俯瞰したり、特定の部分にズームインして詳細を検討したりできます。紙では困難だった空間的な自由度が、デジタルツールによって得られるのです。」

ブロードキャスティングとブロードリスニング
これらの対比が初見で分かりにくいかもしれません。
補足例:
「ブロードキャスティングは、一方向に多くの人へ情報を発信するテレビやラジオ放送のようなイメージです。一方、ブロードリスニングは、多数の人々の声や意見を効率的に集約し理解することを指します。要約技術を使えば、多数の意見や議論を短時間で整理して聴き取ることができ、これによって双方向的で協働的な知的生産が可能になります。」

コンテキストウィンドウ
コンテキストウィンドウを知らない人への簡易説明があるとよいです。
補足例:
「コンテキストウィンドウとは、LLMが一度のやりとりで参照できるテキスト量の上限を指します。これが大きいほど、LLMは長い文章や過去の対話内容を覚えて、一貫性ある応答を返すことができます。例えば、より長いコンテキストウィンドウを持つLLMなら、過去のやり取りを踏まえた議論を続けやすくなります。」

全体的なアドバイス
専門用語や略語(RAGなど)が出てくる際には、その都度簡潔な定義を補足します。
新しい概念(ブロードリスニング、コモディティのLLMなど)を示す際には、類似した既存の概念との対比や具体例を用いてイメージしやすくします。
ツールの機能(ズーム、線引き)については「何がうれしいのか」を明確にし、紙の手法との違いをはっきり示します。

こうした補足を加えることで、視聴者にとって初めて聞く用語や考え方もスムーズに理解できるようになり、講演内容をより効果的に伝えられるでしょう。

nishio納得の指摘です。最後の講演資料は、目次にはなかったですが、Day8の後に入れました。ちなみに今は2024-12-08です。

o1 Pro
了解しました。日付が2024年12月8日とのこと、これまでの流れや資料整理の過程、指摘内容などを踏まえて、最後に以下のようなまとめを提案します。

まとめ(2024-12-08時点)
本プロジェクトでは、「エンジニアの知的生産術」のロングセラー化が引き金となり、LLM時代における知的生産のあり方を再検討しました。
Day1からDay8までの振り返りと、実際の講演資料作成過程を通じて、従来の「読む」「書く」「まとめる」といった知的生産行為が、LLMやデジタルツールによってどのように変容しうるかが浮き彫りになりました。
紙のKJ法からKozanebaへの移行や、Scrapboxを活用した知識ネットワークの形成、さらにLLMとの結合によるパーソナライズされた情報取得や、非線形的読書体験の可能性が示唆されました。
講演資料に対して指摘いただいた改善点(RAGの定義や「コモディティのLLM」の説明、ズーム機能やブロードリスニング等の補足)を加えることで、一般の聴衆にもより理解しやすいコンテンツへとブラッシュアップが可能になりました。
本書や本講演を通じて、LLM時代の知的生産術は、単なるテクニックや理論ではなく、実践を通じて「作って学ぶ」ことや、時間的・社会的トリガーによる知識ネットワークの成長を重視するアプローチへと発展していることが明らかになりました。

ここまでの過程と成果を踏まえ、今後もLLMや知的生産ツールの進化に合わせ、実践的な工夫や共有を重ねていくことで、読者・聴衆へより充実した価値を届けられることが期待できます。

nishioまとめありがとうございます。講演資料はアーカイブとしてそのまま収録して、わかりにくい点の指摘に関しては、先に「この講演資料を見てo1が指摘したわかりにくいところ」として収録する形がいいかなと思います。

o1 Pro了解しました。その構成であれば、以下のような形でまとめることができます。(LENCHI_講演資料のわかりにくいところに収録)

nishioこの講演をリアルタイムで見ながら視聴者がScrapbox(現Cosense)で行わった会話のログもシェアします。 /villagepump/LLMを使いこなすエンジニアの知的生産術

o1 Pro以下は、講演当日(2024/06/06 19:30~21:00)のリアルタイム視聴時に、Scrapbox(現Cosense)上で行われた会話のログ(抜粋)です。視聴者同士が講演内容を踏まえながら自由にコメントや関連リンクを貼り、対話しながら知的生産的な議論を展開している様子がうかがえます。 ...

nishioこれはいいまとめですけど、書籍に入れるには少し不適切な内容もあるように思います。講演を聞いていなくて後から読む読者にとっての価値を最大化してください。

o1 Pro

nishio
講演日をDay9とし、今回の"ChatGPT o1 pro modeがリリースされたので過去の原稿を全部読ませた"という実験自体をDay10としたいと思います。o1などに関してゼロ知識の読者を想定して執筆して。参考にこの過去ログから私が一部省略したり別ページに括り出したログを下記に再掲します。
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o1 Pro
以下は、Day10として記録される「ChatGPT o1 pro modeを用いて過去の原稿をすべて読み込み、書籍の再構成や改善点を検討した実験」の原稿です。読者が「o1」や「o1 pro」といった用語を全く知らない状態を想定し、コンテキストを丁寧に補足しています。また、Day10はDay9(講演当日)後のフェーズとして、これまでの活動を客観的に振り返り、次のステップに向けた編集方針を明確にする章として位置づけています。

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Day10:新モード「o1 pro」による総合振り返り実験
Day9での講演を終え、私たちはこれまでに蓄積してきた「LLMを使いこなすエンジニアの知的生産術」関連原稿やログ、講演資料、視聴者のリアルタイム議論を含めて、改めて見直す作業に取りかかりました。ここで活用したのが、「ChatGPT o1 pro mode」という新機能です。

「o1 pro」とは何か
「o1」とは、OpenAIが2014-12-05にリリースしたChatGPT Proプランで提供する最先端のLLMモデルで、特に難解な問題に強い性能を発揮する設計がなされています。
「o1 pro mode」は、そのo1モデルにさらに追加の計算資源を投入し、より難易度の高い課題を安定的かつ正確に解決するための特別モードです。数学やプログラミングなど、答えの正確性と信頼性が求められる領域で特に有用とされています。

この実験の目的
Day10の実験は、Day9までで生まれた様々な要素(前書き、第一章、第二章のドラフト、講演資料、視聴者によるScrapbox上の議論、過去の実験ログなど)をすべて「o1 pro」モードのLLMに読ませ、以下を目指しました。

全体像の再確認:本書全体が目指している「LLM時代の知的生産術」を、読者が初めて手に取っても理解できるような流れになっているかをチェックします。

用語・概念の整理と補足:RAG、コモディティLLM、ブロードリスニング、コンテキストウィンドウなど、特定の読者にはなじみの薄い用語を、どの章で・どのように説明すれば伝わりやすいかを検討します。

読者視点の強化:過去ログや内部的な実験の生々しさ、内輪的な記述から、読者が価値を得やすい形へと情報を転換する方針を固めることが狙いです。

編集ガイドラインの確立:本書は単なる制作記録集ではなく、LLM時代における知的生産モデルを読者が実践できるガイドとなるべきです。今回の総合振り返りで得た示唆をもとに、以降の章構成や具体例の提示方法、図解やツール紹介の方法を改善する方針を定めます。

実験から得られた気づき
専門用語への即時フォローが不可欠:
o1 proで過去原稿を分析させた結果、「初めて本書を読む人には、略語や新概念の意味が説明不足でわかりにくい」という指摘が再三浮き彫りになりました。今後は、用語解説や脚注、冒頭での用語リスト作成など、読者が迷わない工夫が必要です。

内輪的記述から普遍的価値への転換:
講演時のリアルタイム議論ログや、プロジェクト内部で通用していた隠語・略称は、外部読者には理解困難です。そこで、ログを要約・再編し、「なぜそれが知的生産術の理解に役立つのか」を解説する編集方針が明確になりました。つまり、関係者同士の生々しい対話も、一般読者に有益な「事例」として抽出し、そこから普遍的な示唆を導く加工が求められます。

発散と収束を支援するLLMとツールの相乗効果:
これまでのドラフトや対話ログを通じて、LLMは発散的な発想を支援する一方で、収束的な整理は人間の編集力やデジタルツール(Kozaneba、Scrapbox)との組み合わせで実現されることがわかっていました。o1 proによる全体分析は、この相互補完関係をより明確にし、読者に「どのタイミングで何を使えばよいか」を示すための具体的ガイドライン作成を後押しします。

読者ニーズに合わせた再構成の必要性:
Day9までに生成された資料は、制作過程を忠実に残していましたが、それは読み手にとって理解しやすいとは限りません。o1 proの分析結果は、「読者が最初に知りたいこと」「段階的に理解したいポイント」「専門性が高い要素を紹介する適切なタイミング」など、読者ニーズを軸とした再構成の必要性を強調しました。

今後の編集方針
Day10の実験を経て、本書は以下の方針で編集を進めます。

用語の随時補足と概念の段階的導入:読者が途中で置いてけぼりにならないよう、用語集や用語初出時の解説を強化します。

事例の抽出と整理:講演やログで見られた生々しい対話や内輪的なエピソードから「一般読者にも再現できる学び方の例」や「新しいツール活用のヒント」を抽出し、わかりやすくまとめます。

章構成の見直し:学びのサイクルや知識構造化、LLM活用例など、読者にとって重要なポイントが自然な流れで伝わるよう、章や節の順番や内容量を微調整します。

こうした編集方針に則ってブラッシュアップを図ることで、本書は「LLM時代の知的生産術」を理解し、実践したい読者にとって、より親しみやすく、有用なガイドへと進化していくことが期待できます。

まとめ
Day10は、新たなLLMモード(o1 pro)を用いて、これまでの原稿やログの総合分析を行った日として位置づけられます。この実験により、専門用語説明の強化や全体構成の再整理、読者目線での最適化といった編集上の改善点が具体化しました。

結果として、本書は、過去の制作・実験ログを活用しつつも、読者にとって理解しやすい形で再構築できる道筋を明確にしたのです。ここから先は、明確になった改善点に沿って、本書の完成度を高めていくステップへと進んでいきます。

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nishio
ChatGPT o1 pro modeの説明が正しくなかったのでネットを検索させたが、できなかった
その機能はないようだ
Google検索してOpenAIのリリース文書をコピぺしたらちゃんと書いた。
出力された原稿を書籍に入れるかどうかを検討したが、あまり面白くなかった



"Engineer's way of creating knowledge" the English version of my book is now available on [Engineer's way of creating knowledge]

(C)NISHIO Hirokazu / Converted from [Scrapbox] at [Edit]