NISHIO Hirokazu[Translate]
#inajob の試しに録音してみた talk16: 自分のWikiを読むAIアシスタント

gpt

要約 ver.2gptnishio
著者は最近、自分のWiki作業メモや日常の思いを書き留めている。使うツールは変わってきたが、現在はWikiがお気に入り。
著者のWikiは「Scrapbox」に触発され、ChatGPTとの統合を進め、関連記事の表示機能を追加している。
一部の人々はWikiを辞書のように見るかもしれないが、著者はそれをEvernoteのようなメモツールとして見ている。
著者の多くのプロジェクトは同時進行するため、全てをWikiに記録している。
毎日、日記ページをWikiで作成し、特定のセクションを埋める。
今回の話の主なトピックはWikiにAIアシスタントを統合すること。このアイディアは「オモイカネプロジェクト」からインスピレーションを受けている。
西尾さんはこのプロジェクトの主要な人物で、デジタルを使った知的生産について研究している。
ChatGPTの使用と文章のベクトル化の探求について、そして新しい技術の進歩についての議論がある。
関連するページを特定して、ChatGPTに提供することで情報参照が向上。
現在、Wikiの新機能の実装を検討中。
ChatGPTにアドバイスを求めることができ、過去の記事も参照可能。
AIアシスタントが過去の文章から有益な答えを提供。
人々のScrapboxのベクトルインデックスが収集・公開され、他者のページを参照できる。
このシステムの助言は抽象的で、時に「神託的」。
AIを使ったアイディア出しは限定的だが、問いかける過程で答えが明確になることも。
ChatGPTのUIと似ているが、現行のUIは共同編集を主体としている。
AIとポッドキャストは思考の整理や深化ツールとしての共通点あり。
AIの進化には期待しており、プロンプトエンジニアリングが進めば更に有益な応答が期待できる。
西尾さん等の専門家はAIを高評価。私自身もAIを面白いツールとして捉えているが、具体的な価値の提示は難しい。
日記とAIの組み合わせは有望で、AIとの雑談やポッドキャストの準備を通じてその導入の意義を感じている。

prompt
read following bullet lists, those are lecture memo. 1: Some words are misspelled. Correct them: s/スクラップボックス/[Scrapbox]/g s/ウィキ/[Wiki]/g s/ツーホップリンク/[2ホップリンク]/g s/チャットGPD/[ChatGPT]/ s/おもいかねプロジェクト/[オモイカネプロジェクト]/ 2: Make them concise in Japanese. ###

要約 ver.1gpt
著者は最近、自分のWikiに作業メモや日常の思いを書き込むことが流行っている。
文を書くことは昔から好きだが、使用するツールは時期によって変わる。現在はWikiへの書き込みが熱中している。
日記には多くの文章が蓄積されている。
ChatGPTを使い、日記とAIを組み合わせる取り組みを3週間ほど行っている。
著者は自分専用のWikiをオリジナルで作成している。ソースコードは汚く、セキュリティやバグの問題もあるが、自分のニーズに合わせて改良している。
このWikiは「Scrapbox」というサービスにインスパイアされているが、共同編集機能は持っていない。
最近の取り組みとして、ChatGPTとの結合を進めており、関連記事の表示機能を追加した。この機能は、ChatGPTを使って文のベクトルが近いページをサジェストする。

著者はウィキを作業の記録や日常のメモとして使用している。
多くの人がウィキをウィキペディアのような辞書として認識しているかもしれないが、著者はそれをメモツールとして捉えている。
著者はウィキをEvernoteのような雑多なメモツールとして使っており、特定の形式や編集モードを持たないスクラップボックスのようなツールを好んでいる。
著者の生活スタイルにより、細切れの時間しか取れないことが多く、その際に効果的に時間を活用するためには、過去の活動や今後の予定を迅速に確認できるようなメモが必要である。
著者のプロジェクトは多くが並行して進行するため、その進捗や考えを頭の中だけで保持するのは難しい。このため、全てをスクラップボックスにメモする方法を採用している。
この方法は一見面倒に思えるが、著者の状況や必要性を考慮すると最適な解決策として使用している。

Wikiを作業ツールとして使用。
毎日の日記ページを作成。
テンプレートを使用して特定のセクションを埋める。
例:健康、過去の今日に関する活動など。
過去の日記ページへのリンクや振り返りも含める。
思い付いたことや作業の内容を日記ページに書く。
特定の大事な情報は別ページに分割する。
日記ページは書き込みやすい場所として設計されており、後で編集や整理が容易。
ウィキの使用スタイルは、スクラップボックスプロジェクトの影響を受けている。
欲しいものリストなどの突然のアイディアも日記ページに書き、後で検索可能。
大きなプロジェクトや作業は別の「作業ページ」や「プロジェクトページ」に切り出す。
関連する資料、進捗、ToDoリストなどを時系列で記録。
リマインダーや日付関連のメモも記録。
Wikiページを用いることで、作業再開が簡単。
電子工作の例を引用:物理的な部品や説明書を一つの箱に保管するアナロジー。
Wikiを主に作業ログとして活用。
プライベートな情報は公開しない。

本題の紹介。
自分のWikiにAIアシスタントの導入を模索中。
プロジェクト名は「日記を読むAIアシスタント」。
元々のアイディアは「おもいかねプロジェクト」からインスピレーションを得た。
「おもいかねプロジェクト」の簡単な説明と変遷:
初めはAIを使ったSFプロトタイピング、SF小説をAIに書かせ、AIの未来や問題点を議論する目的。
プロジェクトはただのSF作成だけでなく、他のテーマも組み合わせている。
例: AIアシスタントと人間の協力で文章の作成。
議論が込み合った議事録からの適切な内容の切り出しをAIに支援させる考察。
文章の中の知識を用いて、質問に対する答えをAIに出してもらう活動も行われている。
「おもいかねプロジェクト」の中で、上記のような活動を行っている人が存在することの確認。

西尾さんは主に活動している人物。
知的生産術、特にデジタルを使った知的生産の加速に関して研究。
その意見には重みがあると感じ、私は影響を受けている。
私の取り組みについて:
新しいものや面白いアイディアに対して積極的に取り組む姿勢。
"セカンドペンギン的行動":新しい試みに後から参加、良きフォロワーの役割。
AIアシスタントに関する考察や取り組みはこの思考から始まった。
ChatGPTについての認識と使用:
文章のベクトルを作成可能。
ベクトル化すると関連性や距離を測ることができる。
私のウィキや西尾さんのスクラップボックスのページもベクトル化。
関連ページの表示機能が実現される。
スクラップボックスの関連ページ機能について:
人間のキーワードの記憶が必要。
しかし、古いメモや変わった語彙ではリンクがうまく作成されない問題点。
文書ベクトルと技術の進歩:
ベクトルの近さを用いて関連性を補完する機能が有効。
チャットGPTなどの新技術により、より正確な文書ベクトルが得られる。
これは昔の技術では実現できなかったこと。
スクラップボックスのツーホップリンクとは違い、相互に補完する関係。

あるページや文字列に対して、関連するページを特定できる。
チャットGPDにこの関連データを提供することで、知識の参照が向上。
現在、ウィキのシステムの新機能の実装を考えている。
どの機能を最初に実装するかや他の良いアイディアについて考えている。
チャットGPDに一般的なウィキのアドバイスを求めることができる。
例: コメント機能の追加が良いという提案。
過去に書いた記事や考えをチャットGPDに提供すると、それを参照してアドバイスがもらえる。
チャットGPDは私の過去の文章データも参照して回答を提供。
記憶しているはずの情報を忘れることもある。
AIアシスタントが自分の過去の文章を読み取り、その上で答えを提供するのは有用。
過去の情報を思い出すきっかけとして、また新しい視点や角度を提供してくれるため、役に立つと感じている。

さまざまな人々のスクラップボックスのページのベクトルインデックスが収集される。
西尾さんのページのベクトルインデックスなどが例。
これらのベクトルインデックスは公開されており、自分の質問に対して別の人のページを参照して回答が得られる。
井戸畑の人々からも公開されているベクトルインデックスがあり、それらを参照して質問に答えることができる。
複数のベクトルインデックスを混合して、最も適切な回答を提供する体験が可能。
しかし、必ずしも期待通りの答えが得られるわけではない。
この仕組みの有用性に関しては、まだ十分ではないと感じる。
しかし、新しいアイディアや発想のきっかけとしては有用。
このシステムの助言は「神託的」とみなされることがある。
神託的な助言 = 抽象的なアドバイスや占いのような返事。
この神託的な助言は、答えが自分の中にあるケースで物事が進むきっかけとして機能する。

AIを使用して案出しも可能。
しかし、返答は特定の知性から来ているので、新しい視点をもたらすことは少ない。
AIに質問するために状況を説明することで、答えが明確になることがよくある。
その説明の過程で自分の中で答えが見えることも。
AIの使用はロボット掃除機の例に似ている。
ロボット掃除機を使う前に部屋を掃除するという動きと同様、AIに問いかける前に自分の考えを整理する。
現在のUIはChatGPTのものに似ているが、若干の違いがある。
ChatGPTは短いメッセージのやり取りを主としている。
現在の取り組みはAIと共同で文章やトピックについて考え、共同編集する形。
文章の大きさには制約があり、長文は取り扱いが難しい。
AIとの新しい会話の形は、チャットとは異なるものであり、今後の展開はまだ分からない。
AIが自分や他者の知性を持ってコメントする体験は面白い。
現状での期待は、神託的な助言強制発想法に近いもの。

感じた共通点:
ポッドキャストとAIの経験には類似点がある。
ポッドキャストの経験:
ウィークリーの出来事をまとめて話題を選定。
情報を集め、ロジックを構築して結論に至る話を準備。
雑談中に新しい考えや気づきが生まれる。
雑談の効果:
雑談は思考を進化させ、人生を豊かにする活動の一つ。
AIとの対話も雑談の一種として、考えのきっかけや発見がある。
AIとポッドキャストの共通点:
考えを外に出し、整理・再構築して新しい気づきを得る。
台本の作成やAIからの意見を取り入れて考え直すことが、新しい発見のきっかけ。
AIとポッドキャストは考えを深化・拡張するツール。
最近の経験:
ポッドキャストの台本をまとめる中で、雑談やポッドキャストの共通点に気づく。
AIを使用する発想法と似ている点が多い。

AIの進化に関する期待:
近い将来、AIが扱う文章の量が増えることを予想。
プロンプトエンジニアリングが進化すれば、より効果的な応答が得られる。
AIが占い師以上のものになる可能性があると考えている。
過度な期待と現実:
過度な期待は避けるが、AIには利点があると感じている。
西尾さんのような知的生産周りの専門家は、AIを高く評価している可能性。
私のAIに対する考え:
AIをポッドキャストと並列に、面白いツールや人生を豊かにするツールとして考えている。
AIを「ちょっと聞いてみる」程度のツールとして、有用性を見つけたいと考えている。
現時点では、AIの明確な価値を伝えるのは難しいと感じている。
日記とAIの関連性:
日記とAIの組み合わせは人生を豊かにする活動と感じている。
AIを活用することで、ポッドキャストをやめてAIとの雑談だけを行うことも考えられる。
ポッドキャストの準備や今回の話を通じて、AIの導入を第一歩として感じた。

prompt: read following talks and convert them into concise bullet lists

要約の質に関する感想
要約したものをScrapboxに置こうと考えた
一段階目の要約
意味の塊を人間が見て適当に切り出して与えている
数えたら10塊あった
二段階目の要約
要約済みのものを見てもまだ1回でGPT4に投げられるサイズではなかったため2回に分けて再度要約した
感想
一段階目の要約はまあ良いと思う
口頭の言葉を書き言葉にすることで十分内容を保ちつつ圧縮できている
二段階目の要約はイマイチだと思う
要約はできているのだが、説得力を増す具体的なエピソードなどが落ちてふわっとした話になってると思う
例えば「Evernoteのようなメモツール」という表現が、単なる「メモツール」になる
要約としては適切な振る舞いなんだけど、僕の暗黙に持ってる目的に対する有用性としては微妙
では自分はどのような目的を持ってるのか?
これが言語化できてプロンプトに与えられたらもっと良くなるのかもしれない
with LLMの時代、自分の思考や目的に対するメタ認知と言語化が強く求められるようになるのかも知れない
まさかの聴き方inajob
感想が要約に対する感想になっていて笑う
聞くのは普通にしたけど有益な話なので要約をomniが読めるようにしたかったnishio
なるほどー、/nishioに文字で入っていれば今後なにかの思索のダシになるかもしれないですねinajob
まさにこの後、チャットでの会話を置いてAIで発展させたら何年か前の人狼をやってる時の行動の雑談を文字起こししたものをひっぱりだしてきたりしたnishio
なんでも録音しておくと有益

追記
>チャットでの会話を置いてAIで発展させたら何年か前の人狼をやってる時の行動の雑談を文字起こししたものをひっぱりだしてきたりした

"Engineer's way of creating knowledge" the English version of my book is now available on [Engineer's way of creating knowledge]

(C)NISHIO Hirokazu / Converted from [Scrapbox] at [Edit]