エゴ/アロとASD
空間の〈自分中心=エゴ〉と〈環境中心=アロ〉は、そのまま “会話の視点” にも現れる
定型発達者(TD) は状況に応じて エゴ→アロ を柔軟に切り替え
自閉スペクトラム症(ASD) 当事者は、切り替えコストが高く、エゴセントリック寄り にとどまりやすいという報告が多い。
エゴセントリック優位は ASD の特徴の一つとして空間・社会の両面に表れ、切り替えコストがコミュニケーションギャップを生む。
TD 側が 環境依存の参照(アロ)を可視化し、ASD 側が 自分視点を言語化する——双方向の工夫で “視点の衝突” を減らし、対話のバリアフリー化が進む。
空間課題で allocentric 座標への変換に時間がかかる/ミスが増える
視点取得(perspective-taking)タスクでも、身体を回転させる “自分起点” 戦略に頼る傾向が観察される
VR やボードゲームで “俯瞰→主観” を往復させる訓練は、ASD 参加者の視点切替スピードを向上させた報告がある
チャットやドキュメントで「🧑🤝🧑相手視点」「👤自分視点」といったタグを付ける。
ミーティング冒頭に「今どちらの視点で話しているか」を口頭確認 ⇒ 認知負荷を下げる。
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