NISHIO Hirokazu[Translate]
異なる観測範囲の複数の視点に支えられた判断
異なる観測範囲複数の視点に支えられた判断

Aさんが自分の観測範囲の情報で選択肢Xが良いという
Bさんは自分の観測範囲の情報で選択肢Xは良くないと思う
この場合、BさんがAさんの提案するXを採用することはない
Aさんは選択肢Xを取り入れることによって本当にBのためになると考えているなら、そう考える根拠となる情報をBにシェアする方が良い
良い判断は多くの事実に支えられているから、より良い判断を導きたいなら判断結果ではなく判断材料を増やす必要がある
AがそれをしないことからBは「Aは特に根拠なく言っているだけ」と判断する
これは対称な関係の可能性がある
互いに相手の判断が根拠に乏しいと思っている
BもAに「なぜそれが良いと思うの?」と聞いた方が生産的
Aが先に与えてくれるのを待つのではなく、取りに行けばいい
まあ、人間は無数にいるので強く主張している人ではなく生産的に会話できそうな人を優先するのは合理的かと

関連



"Engineer's way of creating knowledge" the English version of my book is now available on [Engineer's way of creating knowledge]

(C)NISHIO Hirokazu / Converted from [Scrapbox] at [Edit]