NISHIO Hirokazu[Translate]
新しい領域を知ってるつもりの専門家
1: Pさんがある領域Xの専門家で自分はこの領域Xに詳しいという自負を持っている
2: Xの隣接領域Yが話題になったときに
3: PさんがYもXの一部であると考え、自分はYに対しても詳しいという過度な自信を持つ

こういう現象があるよね

AIと理解に関して議論する哲学者が理解は哲学の領域だから自分は詳しいとか思ってるけど、LLMの仕組みを誤解してるとか、たまたま以前のバージョンのLLMが持っていただけにすぎない特徴を将来のLLMにまで普遍的な特徴だと誤認したりとかする
今のバージョンを日常的に使ってる立場からすると「そんなわけないだろ」「すぐ反証できる、ほら」となる
逆説的に「こんな主張をしてるということはろくに使ってないんだな」となる

関連

"Engineer's way of creating knowledge" the English version of my book is now available on [Engineer's way of creating knowledge]

(C)NISHIO Hirokazu / Converted from [Scrapbox] at [Edit]