NISHIO Hirokazu[Translate]
濱口秀司のアイデア発想法


ビジネスのアイデア
一つだけでは突破しにくい

事前に調べない
これはこの言葉だけ一人歩きすると逆の意味に誤解されそう
専門家集団に対してコンサルティングを行う場合に、専門家はWebや書籍で調べた程度では手に入らないような知識・体感を既に持っているので、その種の知識を事前に調べても顧客価値に繋がらない、という話
クライアントの方がその分野の知識は高いということを認めてリスペクトする

1: 対話する
これも暗黙に「専門家集団のクライアントがいて、すでにブレスト的にたくさんのアイデアを出してる状態」を前提として話していた
出されたアイデアにフォーカスせず、そのアイデアがなぜ生まれたか、思考のパターン、切り口、を見る。そこに先入観・バイアスがある
「なぜこれがよい?」「なぜこれはダメ?」で思考のパターンが引き出される
2: バイアスを壊す
見つけたバイアス・先入観に対して対抗してみる
「〜って仮定してるように見えるけど、違うのでは?」という感じか
「ええ?!」ってなったら良いリアクション
バイアスを壊すアイデアは当然周囲に反発される
5人に反対された程度でアイデアを捨ててはいけない、守ることができるのは自分だけ
プロトタイプを見てようやく納得する人も。抽象概念を理解するのは難しい
雪玉を転がすように徐々に賛同者を増やしていく
自分自身もバイアスにとらわれて、捨てる方に偏りがちなので、半日くらいは「絶対に正しい」と盲信するくらいでよい
相手の反論が正しくない理由を探す
どんなアイデアが良いのか、切り口、バイアスモデルがいいのか?→知らねえよ、作って試せ
バイアスが複数ある場合にはその構造化を試みる
プロセス停止「これいいのだろうか」という議論を持ち込んではいけない
誰も正解を持たない
制限時間内で一回答えを出す
3: 神の目
調子にのると視点が上がる、世界を超える





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