NISHIO Hirokazu[Translate]
豚と鶏
プロジェクトに対して、肉を出してる豚と、卵を出してるにすぎない鶏とがいる話

初版のスクラムガイドにあったが、2011年版で削除されたんだそうだ
> 鶏と豚が一緒にいると、鶏は「レストランを始めよう」と言いました。
> 豚はちょっと考えてからこう言いました。「そのレストランの名前はなんというんだい?」。
> すると鶏は言いました。「ハム・アンド・エッグスだよ!」。
> 豚は言いました。
> 「お断りだね。君は単に関わるだけだろうが、こっちは身を切られるんだ」

肉を出してる豚、「身銭を切る」に近い概念
金を出すかどうかより、時間やプロジェクトに対する真剣さに重点のある話

鶏は思いつきで色々なアイデアを言うが、プロジェクトに対して真摯なわけではない
アイデア(卵)が有益なことも無益なこともある

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> 彼らはプロジェクトやアジャイルチームに自分の身を捧げている。仕事に対してコミットしている。彼らは豚小屋の中で仕事とその環境と分担して仕事をすることを好んでいる他の豚とともに働いている。もしアジャイルを正しく実践していれば、彼らはより喜んで毎日彼らのベーコンをラインに送り出すことだろう。それは彼ら自身が仕事に責任を持っているためだ。 彼らはプロジェクトの成功のために積極的で責任をもっており、また、全部ではないが多くのチームではプロジェクトや彼らのチームの成功に直結するパフォーマンスのゴールを持っていることが多い。
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> 彼らはプロジェクトを行き来する。卵を提供するという点で鶏はとても役にたつ一方で、彼らは献身的なチームメンバーではないので常に全てのコンテキストを理解しているわけではない。なので時々腐った卵を突発的に提供してくることはあるかもしれない。彼らは、プロジェクトの成功に直結するパフォーマンスゴールのごく一部を担っていたとしても、プロジェクトの成功には責任をもっていない。
他の動物もいる、これは初耳だった


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