アップサイド最大化ゲーム
>kubotamas VCは胸に刻んでおきたいビノッドコースラ先生のお言葉「私は投資した時点で全損を覚悟するため、投資にはアップサイドしかない。ベンチャー投資は失敗しても元本の1倍を失うだけだが、成功すれば数十倍、数百倍のリターンを得る。ベンチャー投資の肝はこの非対称性で、その本質はリスク管理ではなくアップサイド最大化ゲームだ」
>kubotamas 「サンマイクロ創業と同じ日に別の会社を創業しそちらは大失敗した。しかし世間は私のサンでの成功は知っていても、失敗は誰も知らないし、気にもしない。OpenAIの最初の投資家として数十億ドルの利益を上げているが、その陰で数百万ドルの失敗投資は何度もしている。ベンチャー投資に失敗は関係ない、リスクは気にしない。成功の最大化が最重要マターだ」
イントロダクション:
Vinod Khoslaが自身のベンチャーキャピタル会社Khosla Venturesの20年間の変遷について語る。
チームはほとんど変わっておらず、David WeidenとSamir Callが2006年から一緒に働いている。
同社のミッションは「ベンチャー・アシスタンス」を提供することであり、単なる投資家ではない。
過去20年間の変遷とチームダイナミクス:
Khosla Venturesの特殊なアプローチは「ベンチャー・アシスタンス」であり、起業家の戦略策定や人材採用を支援する。
Vinodは通常の理事会では不適切なアドバイスが多いため出席しないことが多い。
チームメンバーは使命に共感してKhoslaに集まっており、OpenAIなどの大胆な投資を行っている。
長期的な投資とインパクト:
Khoslaは環境技術などの長期的かつインパクトの大きい分野に投資し、収益は結果的についてくると考えている。
技術的解決策を持つ大きな問題に取り組むことに集中し、タイミングは予測できないくても構わないとしている。
誰もが信じていないアイデアに賭け、長期的に付き合うことが重要。
OpenAIやFusionへの投資は当時は異端だったが、Khoslaはそれらを追求し続けている。
暗号通貨戦略と現実世界での応用:
Khoslaは暗号通貨の投機的な側面ではなく、ヘリウムによる5Gネットワーク構築など現実世界での応用に注目している。
規制に準拠し、不正利用を避ける方針を取っている。
ベンチャー・アシスタンスとチーム構築の洞察:
Keith RaboisがKhoslaに戻ってきたのは、起業家と協働する情熱を持っているから。
Khoslaは自身の起業経験から共感力を培っており、時に厳しいアドバイスも行う。
一般的な理事会のアドバイスは的外れなことが多い。
アドバイスの判断基準:
10億ドル企業を複数立ち上げた経験のある人からアドバイスを求めるべき。
既存の業界出身者ではなく、第一原理から考えられる人材を採用すべき。
投資戦略と失敗からの学び:
ベンチャーキャピタルは非対称なリスクテイクであり、小さな損失と大きな利益のトレードオフ。
Khoslaは誰よりも失敗を経験しているが、大成功がそれを補って余りある。
グローバルファンド戦略と技術的インパクト:
Khoslaは世界最大のファンドを目指すのではなく、テクノロジーによる経済の破壊と社会的インパクトに焦点を当てている。
AIやロボティクス、気候変動など今後のブレイクスルーが期待される分野に積極投資している。
人々の働き方とAIの役割:
今後10年間はAIによってGDP成長率が2%から4%に上昇し、人々を単調な仕事から解放すると予測。
教育は職を得るためではなく、創造性を発揮し情熱を追求するために変化していく。
AIは富の偏在を拡大させるが、政治システムがそれを是正できるはず。
個人の哲学とベンチャーキャピタルでの長寿:
60歳を過ぎても社会インフラの変革に情熱を傾けており、ゴルフよりもそちらが楽しいと語る。
全体を通してKhoslaは長期的視点とコントラリアンなアプローチ、内発的動機の重要性を強調しつつ、AIによる社会の大変革を展望している。
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