NISHIO Hirokazu[Translate]
分布を観察して気づくこと

1: 実際に分布を観察する前は「AとBとCとDがある」と思っている
実際に観察するとどのようなことが起こるか
2: 「Bがあると思ってたけど、BっていうよりB'だな」という気づき
3: 「Cがあると思ってたけど、Cは一塊ではなくC1とC2に別れてるな」という気づき
4: 「AとDは別個のものだと思ってたけど、これは密に結合してるから分けて考えるのは適切じゃないかも」という気づき

散布図によって意見分布の可視化をすることによって得られるタイプのインサイトがある
散布図だけ渡してエンドユーザに読みとけというのは難しい
もっと支援したらいいのでは

2025-11-16
カテゴリ分類でこれに気づけるか?
(2)は、はみ出しているものも「どれかと言えばB」と分類されるだろうな
大きく離れたものは「その他」になりそう
(3)は、Cに分類されたものに対して「詳細に分類して」とやれば分かりそう
(4)は、複数分類を許す仕組みならAとDに共通して分類されるものが多いことによってわかる

"Engineer's way of creating knowledge" the English version of my book is now available on [Engineer's way of creating knowledge]

(C)NISHIO Hirokazu / Converted from [Scrapbox] at [Edit]