NISHIO Hirokazu[Translate]
アウトプットの機会が先に決まって、それからインプットを頑張る

nishio
>どうやって情報入手から、知的生産共有に結び付けているか --- 情報インプットと知的生産のフロー
答えにくい問いだ
何かの構造が根本的に違う
自分の過去の知的生産のすべてに共通のパターンを見出すことはできないが、少なくない数の事例は「アウトプットする内容が先に決まる」「それからインプットを頑張る」だった
1時間の講義をすることが決まる→プログラミング言語の設計の歴史を語ることにする
2010 セキュリティ&プログラミングキャンプで「言語の設計判断」講演
後に「コーディングを支える技術」につながる
2泊3日のワークショップをやることが決まる→KJ法をベースにすることにする
インフォグラフィックスに関する調査を依頼される→情報デザインまで遡ってまとめる
これは公開されてないな…
特定企業の経営戦略に踏み込んだ話だから公開が手軽でないんだな
オウンドメディアの企画でインタビュワーをやることになる→インタビューと名のつく本をまとめ読みする

なので「アウトプットの方法が未定義なまま、インプットの部分だけ切り離して時間的に先に行う構造」は、自分の経験にフィットしない
具体的ではないが、未定義というほど決まってないわけではない感じですinajob
inajobはアウトプットが電子工作とかなので、何ができて、何が難しいか、を知りたいみたいな感覚かも
いつか使うだろうと思って取っておくけど結局使わずゴミだけが貯まるみたいなことになっている気もする
僕は余暇でツイートしたりブログ書いたりみたいな「アウトプット自分で好きに決めていい」シチュを勝手に想定してました(とここまで読んで気づいた)sta
インプットの部分に関して言えばマイクロスコープとか百人一首を崩し字で読んでみるとかをインプットと認識してそう
「わかりやすく小さい単位に刻まれ言語化された情報」と「まだ切り分けられずしばしば言葉になってない経験」とがある、前者は移転コストが低いから必要になってから検索するので良いと思って後者を重視してるかもしれない

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