NISHIO Hirokazu[Translate]
Funding Positive-Sum Goods

claude
公共財、コモンズ、私的財、クラブ財の分類は現実と乖離がある
財の属性は固定的ではなく、選択の問題(例:私有地化によるコモンズから私的財への移行)
財の排除可能性はコストの問題(例:DRMによるPDFの排除性)
最大限の収穫逓増を維持するために、できる限り排除性を低くすることが望ましい

使われるほど価値が高まる財(オープンソース、アイデア、制度など)
反ライバル性はシステム的であり、個々の事例ではライバル的な要素もある(例:言語、交通信号)
反ライバル財では、共有の程度に応じて便益が増大する
システムを反ライバル的にするには、排除性のバランスを戦略的に検討する必要がある

データガバナンス(AIへの入力):データ協同組合コアリションを通じて、排除性と反ライバル性のバランスを調整
インターネットプロトコル:ポジティブサムなネットワークを実現するために、新たなプロトコルや標準の構築が必要
ローカルジャーナリズム交通ネットワークなどの分野でも、反ライバル性を考慮したアプローチが有効

意思決定者と影響を受ける者のアラインメントを確保するために、集合知メカニズムを導入
ステークホルダー(市民、機関、企業など)からのフィードバックを得ることで、適切なバランスを見極める

財をネットワークとして捉え、ポジティブサムな外部性を生み出すための仕組みづくりが必要 #ネットワーク財
公共財の場合、民主的に説明責任を負う国家がチェック機能を担うが、それ以外の場合はステークホルダーによるチェックが不可欠
企業のガバナンス構造にも、外部性の内部化の仕組み(例:労働市場への影響の評価)を組み込む必要がある

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