NISHIO Hirokazu[Translate]
日記2025-08-01

いちおう最後まで進んで、社内勉強会でも通して話した

Plurality本がまずドカンと塔を建てた上で、色々な人が「この塔のこの側面は自分の考えてきたこれと関連していて〜」と説明することで、多角的な描写が自立分散的に発展していってて、これ自体が割とPluralityの思想の体現なんだよね、いい感じ
日本人としてPluralityに関わってきてたけど、ここと繋がるとは思ってなくて、面白いなと思ってる
こういう「つながりの発見」と、Connection as first-class objectsにつながりを感じるな
僕はScrapboxのことを連想のストックと呼んでいたが、それは連想第一級の対象として扱うということ
従来はページが第一級の対象であり、リンクは第一級の対象ではなかった
Scrapboxはリンクを第一級の対象にした
それだけではなく、リンクが1対1でページをつなぐものではなくN件のページをつなぐものになった
これはハイパーグラフであり、Plurality本で語られている「人々のグループ」が繋がりあって社会ができているという世界観(intersecting group)とも共通している

>nishio 以前「Scrapboxは連想のストックだ」ということを書いた。それは連想を第一級の対象として扱うということ。
> 従来はページが第一級の対象であり、リンクは第一級の対象ではなかった。Scrapboxはリンクを第一級の対象にした。
>nishio Cosense(Scrapbox)はWikiの一種であるが、Wikipedia的なWikiと体験が大きく違う、それはなんなのかということの端的な説明が「Cosenseはリンクが第一級のオブジェクトである」ということなんだ。
> (端的な説明が万人にわかりやすいとは言ってない)

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