NISHIO Hirokazu[Translate]
等価変換理論
>Aο-原系(出発系)の中の具体的事象の一つ(クリアすべき課題、または他のモデル)
> Bτ-変換系(到達系)に出現した事象(発明、開発の完成)
> vi-観点(ものを見るときの角度や立場、考え方の方向性:開発目的に合った観点を1つ選ぶ)
> ε-ひとつの観点のもとで、Aοから抽出した抽象的な要素(物事の核心、願望の中心)
> c-抽象的要素に具体性を与える限定条件
> cε-具体化された開発の核心をなす概念(アイデア)
> Σa-原系の特殊な条件群(モデルの中の不要な要素、開発時には廃棄の対象)
> Σb-変換系の特殊な条件群(開発時に新たに必要となる要素、導入の対象)
数式だと思わない方がいい、これは絵
まあ「構造式」も図なので「式」が「数式」だとは限らないよね
これの方がわかりやすい


下記はいずれもアナロジー思考を重視していた
同時期ロシアにおいて、アウトシューラーによる問題解法手法 TRIZ が誕生していた(1946 年)
市川氏「アナロジーが原理的に模倣的思考なのに、なぜ新概念の創造に結びつくのか?」
「創造的思考の本質は、相異なる対象の、一方もしくは双方を観念的に加工して、適当な思考観点を導入し、両者に共通する様々な側面 ( 等価性 ) を、できるだけ多く見つけ出す思考パターンによってきめられる」(「創造性研究第 1 集」1964 年、誠信書房、p.20)

「等価性」は「体験過程と意味の創造」で「二つの意味の間に『経験の側面』が見つかる」といってたものに関連してそう
こういうことかな?

アナロジーが表面的な特徴に偏りがちなことを批判している
抽象化をどうやるかという話




フローチャート
アナロジーの過程をもっと詳細に言語化して意識的に実行できるようにしようと考えたのかな
出発系Aをどうやって探索するか、という話
「観点」とは
「解決の方向」
見る方向によって重なって見える」の「見る方向」かと思ったが違うようだ
「問題の本質」
「観点を動詞化する」
興味深い
名詞形より動詞形」と似た発想だ
あー、なるほど。これは「どうやって、どうなる」だな
何がどうなるとよい?には答えられるが、それを実現するための「どうやって」がわからないシチュエーション
「どうなる」を含んでる事例を探す
その事例の「どうやって」部分から、関係のない特徴を削ぎ落とす
それから、問題領域の特徴を付け加える
抽象化して、応用する
畑村洋太郎の登って降りるメタファーだね
図でPと書いたのは、PDCAのP
時期的にPDCAサイクルはまだ生まれてないので〜
アナロジーではこのプロセスを特に言語化されてない1ステップにしてる
それを言語化してステップに分けたことを指して「アナロジーではない」と言ってる?
アナロジーが言語化されてない方法によって類似性を扱うから、見た目の類似などの表層的な類似に偏りがち
ステップを言語化して意識的に行うことで偏りをなくそうとしたか?



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