内省と観想
>近代科学と内省の進展が「世界からの疎外」を生み、観想よりも制作・労働が優位となる。
観想(contemplation / theoria / vita contemplativa): 伝統的には“真理は静止の中で開示される”という発想のもとで、行為より上位に置かれてきた生の形(『人間の条件』冒頭のvita activa/vita contemplativa論)。
内省(introspection): 近代哲学(とくに
デカルト以降)が、世界や他者との経験を「私と私のあいだの経験」に還元し、確実性の根拠を“内側”へ移した動き(『人間の条件』35章以降の「世界疎外」〜「デカルト的懐疑」「共通感覚の喪失」)。