NISHIO Hirokazu[Translate]
集団的な意思決定の質を高めるためのデジタル技術の活用
nishioデジタル民主主義になんで興味を持ったんですか?と聞かれて「元々知的生産性の向上に興味があって」と話すとポカンとされることが多いのだが、多分これ「デジタル民主主義」という言葉で指している概念に食い違いがあるのだと思う。僕にとっては人間個人の知的生産性の向上に関しては「エンジニアの知的生産術」で現時点での最良の思考をまとめ終わったので、次は人間集団の知的生産性の向上が解くべき問題で、そこに「人間集団が集団的意思決定をする方法をデジタル技術で支援する方法」であるところのデジタル民主主義が繋がるのはかなり当たり前のことだと感じている

gptデジタル民主主義に関する興味についての説明、非常に論理的で興味深いですね。おっしゃる通り、「デジタル民主主義」という言葉の解釈にギャップがあるのかもしれません。

多くの人にとって、デジタル民主主義というと単にインターネットを使った投票や意見収集のことを指すことが多いです。しかし、あなたの視点では、デジタル民主主義は「人間集団の知的生産性を向上させる手段」としての側面が強いようです。つまり、個々の知的生産性から集団的な知的生産性へのシフトとして捉えられているということですね。

このギャップを埋めるためには、話の中で「知的生産性の向上」についてもう少し具体的に説明し、「集団的な意思決定の質を高めるためのデジタル技術の活用」に関心があるということを明示すると、理解が得られやすいかもしれません。例えば、「エンジニアとして個々の生産性を最大化する方法に興味があったが、次のステップとして、チームや組織全体での生産性向上を考えるようになった。その一環として、デジタル技術を使って集団的意思決定の質を高めるデジタル民主主義に関心を持っている」といった説明が考えられます。

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ここから逆転写して個人の意思決定の質を向上させる技術という知的生産の支援の詳細化も起きた
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そもそも文明の進歩を促進したい派なので、「集団的な意思決定の質を高める」は延長線上だよな

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