NISHIO Hirokazu[Translate]
マダミスと情報公開しない人
>情報公開をしない人の心理がよく分からぬ、ととあるメールを見て思うHiro Aki
> 部外秘、である場合は公開する範囲を厳密に設定して送る必要があるので面倒くさいから各個人向けで済ます、ならまぁ分からなくはない(それでも適切に公開しろとは思う
> 全社員に公開されたとしても問題無いような内容なので、雑に電子掲示板へ貼って、多少は必要以上に広い範囲で公開してもいいでしょと思える情報を公開せず個別に連絡がよく分からぬ
マダミスのことを考えていたnishio
自分が探偵側の場合、どんどん情報共有した方がよい
自分が犯人側の場合、どんどん情報共有されると謎が解けてしまうから困る
これがまず前提構造として存在した上で、それがあまりにあからさまだとゲームとして成立しないので調整されている
たとえば「犯人が見つかるといいが、自分にも隠したい秘密がある人」の導入
マダミスは解けるように作られている
そして犯人が逃げ隠れしようもないとゲームにならないので逃げ隠れできるようにも設計されている
現実社会はそうではない
なんでこの考えに至ったのか思い出した
マダミスには「密談」が用意されていることが多い
「公開議論」は全員に情報共有される
これ「情報公開せずに個別に連絡する人」なんだ
つまりDM
マダミスの語彙を使うと、犯人を特定したい側は情報共有した方が好ましい
犯人側や、隠したい秘密がある側は逆
混乱させたり、公開を避けさせたりするインセンティブがある
ゲームとして役割が与えられて、犯人側も何回もプレイすることで犯人の思考のエミュレータが育つ
しかしこれN回犯人をプレイしないとわからないよな
6人ゲームで3回犯人をプレイするのに18回掛かる
マダミスの犯人側ばかりプレイできるゲームをLLMで作るとどうなる?
犯人が自分が犯人だと知っていて、犯人以外が知っていることを知らないパターン
犯人が自分が犯人だと知らないパターン
これも犯人潜伏系ゲーム
>現実社会はそうではない
現実社会での情報共有推進やDM禁止は犯人側不利の状況を構築するための組織論的テクニックだと思う
ルールがない状況では基本的に犯人有利の構造なのではないか

連想


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