NISHIO Hirokazu[Translate]
大きい主語は思考の節約
>主語が大きいことを特に主張したいわけではないけど、雑に一般化して語るのは楽だから、結果として主語が大きくなる」説を推したい。
>「主語を大きくすることは本意ではなく、単に自分の世界が狭いためにサンプル数も少なくて、その中で論を組み立てたために結果として主語が大きくなる」説もある。
> 思考ゲームとしては、だから、「主語が大きい主張」を見かけたときには「その主語はどこまで小さくできるか」を考えるとおもしろそう。
>私は〇〇だ」という主張も場合によっては大きな主語になる。時間的な制約といった付加的条件がいるかもしれないから。
>心がくたびれているときには特に注意がいる。「私はもう〇〇だ」という判断は過度な一般化であり「大きな主語」の可能性が高い。心が疲れているときには視野が狭くなり、世界が狭くなるから。

境界条件明確化するのには思考が必要。その思考コストを捻出できないときに、境界条件を省くことで、結果的に集合が大きくなる。


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