NISHIO Hirokazu[Translate]
チームみらいの予測市場
>nishio 興味のある話題に対する予測市場は面白いな
>

>Why use play money?
> なぜプレイマネーを使うのか?
> Mana (Ṁ) is the play-money currency used to bet on Manifold. It cannot be converted to cash. All users start with Ṁ1,000 for free.
> マナ(Ṁ)は、マニフォールドに賭けるために使用されるプレイマネー通貨です。現金に換金することはできません。すべてのユーザーは無料で1,000ルピーからスタートします。
> Play money means it's much easier for anyone anywhere in the world to get started and try out forecasting without any risk. It also means there's more freedom to create and bet on any type of question.
> プレイマネーを使えば、世界中の誰でもリスクなく予測を始めるのがはるかに簡単になります。また、あらゆる種類の質問を作成し、賭ける自由度が高まることも意味します。
なるほど、換金性がないから賭博にならないわけだな

感情ログ
13%と表示されているのを見て「応援したい」という気持ちが湧いた
「応援するため」にアカウント開始時にもらった1000マナを全部突っ込むのは合理的振る舞いではないと考えた
それは「予測」ではない
これが行われていることをチームみらいの関係者に伝えると、同様に「応援」する人によってYES側に振れそう
これが行われていることをSNSで発信すると、同様に「応援」する人が多そう
結局それは予測市場ではなく人気投票だな
システムが「どうあるべきか」ではなく現状「どうなっているか」を元に考えると、"無料でもらった1000マナ"を失うことのマイナス価値はほぼ無視できるから1000マナ突っ込んで予想値を上げることの便益の方が大きいのでは?
1000マナ突っ込むためにアカウントを作る
50マナ入れると337マナ戻ってくる
そうかNOに揺れてるからオッズが変わってるのね
100だと617、400だと1675
だんだん下がっていく、自分の購入によってオッズが変わってしまうから
さらに入れようとすると「本当に?」と言われた
1000入れてしまって今後アクション取れなくなるより、少しずつ入れる方が面白いな
100だけ入れてみた
この購入で20%に上がった
流動性が低すぎて自分の売買で値動きしてしまう株みたいだな
>nishio 換金性のないゲームコインで合法的に予測市場を体験することができるサービスでチームみらいが政党になることができるかどうかの予測市場が立っていたので100ゲームコインをYESに入れてみました
もう一回買ってみた
ほほう
初回の100マナで617のシェア、2回目の100マナで442のシェアが得られた
ここで売ったらどうなる?
ふむふむ
(ここ「なんだ、売れるのか」と誤認して「じゃあ安いうちにいっぱい買っとこ」とやったんだけど、これは売ってるのではなくて両建てのポジションを持ってるだけなのでマナはロックされて終了まで戻ってこない)
現状一人の新規アカウントがアカウント作成時にもらえるコインを突っ込むだけで30%→60%へと変動したから、もっと人が増えないと「予測」に対しての信頼は持てないな

5ドルで500マナらしい
予測市場を歪める遊びができるな
現金に対してみんなが同等の価値を感じてると仮定しがちだが、やはり現金に変換できないゲームコインな時点で「これはゲームをプレイする体験のために消費されるお金であり、戻ってくる必要はない」という気持ちになるなぁ

あれ?やっぱりsellできる?
あー、SELLできてる、マナも戻ってきている
しかしNOのポジションをSELLしたいけど、その導線がわからないな

>nishio 「成立条件を誤解してるぞ」という議論が起きている、面白いw
>


>0xtkgshn 指値で買えるっぽい
>
指値注文を入れてもトークンは消費されない
実際に購入された時に消費されるのだろう

2025-05-12
ウケる
社会資本によって市場が開いたという情報を他人より早く知り、全財産でポジションをとって27%→65%にしてから、社会資本によってその情報を拡散することで、個人に帰属するトークンが増えている
ウケるww
先に売ることで自分は利益を確定させ、ホールドしている人の含み益はその売りによる値下がりで縮小しちゃうw
この売りによって生じた値下がりの安いとこだけ僕が買っとこう

持ってないトークンで指値注文して買い優勢のような絵を描くことができるw
もともとNo側がやってたことをより大規模にYes側でやったw
注文成立時にトークンが足りなかったら注文がキャンセルされる仕様はよくないな
つまりノーリスクでいくらでも大きな指値注文ができるから、気配情報が無意味になる
トークンが足りなかったらクレジットカードから自動的に引き落として支払うようにするべきだw

単純にマネーの最大化を考えた時、16%の時に買ったものを今売って含み益の利益確定をするのが良いが、それは安野さんを応援したい気持ちで買った人々の投じたトークンを自分のものにすることなので市場の外の社会資本とかも含めて考えると微妙だなーという気持ち。こういう気持ちが生じてる時点でピュアな予測市場ではないなぁ
まず社会資本の影響を減らすために匿名であるべきだし、他人に配慮してられないくらいの金額を賭けてヒリヒリすべき()
単純にマネーの最大化を考えた時、16%の時に買ったものを今売って含み益の利益確定をするのが良い どうなんだろう。結局最終的には、yes or no になるので、人によって期待値の査定が違うというだけだと思う。確信してたら、今利確しなくて良いtkgshn
今利確することによってポジションを持つのに使えるトークンが増えるから買い直せるならより大きな利益になるが、とはいえ今後買い直せるチャンスがあるとは限らないか。今後の価格変動幅に対する予測も影響するのかnishio
そう、だから理論上は99%(100%になってない状態)でも割安になるtkgshn

YES/NOをBUYするだけでなくSELLできちゃうのは「最終的なYES/NOに興味はなく短期的な値動きで利益を得たい人」を呼び込むので良くない設計なんじゃないかと考えた
しばらく経ってから、そういう人たちは流動性を増やすために有用なのかもなと思った

> これ勝つ方法考えてたんだけど、偽情報流すメリットデカすぎるな
> そりゃフェイク溢れるわ

面白い
先日のこれのタイミングでは高値の時にbluemoが売却を行うことで利益確定をしつつ、その値下がりによってポジションを持っていた僕に大きなダメージを与えていた
その後、僕が安値を拾い、値下がり前の水準まで戻したことで僕の含み益が1000まで伸びた、その過程でbluemoの利益が増えてないことからポジションを持ってないことがわかる
指値が69%と70%までびたびたに入ってるからどっちに値動きさせるのも反対の買いを誘発するので値動きしにくいよね
面白いから(?)70%まで買いあがっとこう
あとはこの接触している板をどちらに押すのかという勢力争いになるのかな

2025-05-15
国民民主がザワザワしてチームみらいに人が流れてるのに予測市場が反応してなくて勿体無いから買いたいがコインがないw
借りて賭けられる!
質問を作ってボーナスを得る手もあるか
面白い
質問を作って100Mをもらおうとしたが
作るのに100M必要じゃん!

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2025-07-23
>nishio 面白い結果の出た社会実験だった

taka: チームみらいの議席獲得に関して、勝手に予測市場を立ててみた結果学びが多かったので記事にしました。結果、市場の予測は現実をうまく予測し、1つの情報源として参考になるのではと思いました。情報金融の未来について書いたので、「Web3」に飽きてきた人はぜひご覧ください
伊藤淳(エディ): ↑最高。めちゃくちゃおもしろかった
taka:人気投票の何ちゃらに当たるかもしれないみたいな話で大々的には触れられないみたいな話を聞いた気もするが、よくわかっていない笑
中山心太(tokoroten): 予測市場、一時期ホットになって、下火になって、今になってもういちど花開いてるのは、なんなんだろうなーというのはある
普通の人たちを予言者に変える 「予測市場」という新戦略 これが出た後に、いくつかのプロジェクトが起こって、その後全滅しているんだよね
社内ツール→ Googleみたいな頭いい連中か、ウォルマートみたいな超大企業じゃないと、参加人数が確保できず、また運用コストが高すぎて死亡
暗号通貨と組み合わさってもう一度復活という状況だとは思うんだけど。
nishio: 2015: Ethereum誕生
taka: 社内予測市場はOracle, Googleあたりはやっているという感じですよね〜
でも、実際イーサリアムが出た & だいぶガス代が安くなった(これはここ数年)でやっと非中央集権的な予測市場が回るようになってきたのかなとは思います。
実際、アメリカの大統領選ではtrump vs harrisでpolymarketだと、USDC(ドルと対応しているステーブルコイン)で5,000億円換算ぐらい流通してるんですよね。
nishio
社外予測市場の実装コストが高すぎた
社内予測市場は人の多様性が乏しい or 十分な人数に達しない(出来高の点、多様性の点)
社内予測市場がどんなに成功しててもそのノウハウが流通しない
中山心太(tokoroten)
リアルマネーに結びついたおかげで、確率の歪みに対して、アビトラージを取りに行くのが正解になって、それで流動性が生まれた結果、面白さが生まれたのか。
金儲けの連中が流動性を担保、値動きによって面白さが生まれ、雪だるま式に市場規模が広がっていっている
こんな感じのナラティブを感じた
taka:
まさにそんな感じです。特に、自分がedgeを握ってると確信するならかなりの期待値が見込めるという意味で、ヘッジファンドなども予測市場に参入しているのではと個人的に思っています。
それを逆にとって、 https://note.com/tkgshn/n/n6a587934701a どんどんいろんなインテリジェンスを政策立案のような正の外部性があるようなものに使えれば面白いのでは(情報金融)というイメージでこの記事を書きました。
とはいえ若干前に書いた記事なので、今ならもう少し綺麗に書けるかなとは思うが。
ちなみに私は当選確実が出た段階(政党要件はまだ不明確だったら時)に、全力買いを入れようとしたら、市場が閉じられていて悔しい思いをした。
nishio: これはTakaが政党要件を勘違いしているという予測市場の弱点だね(最終結果を判断する個人の脆弱性)
taka: せっかくここで書いてくれたので自分なりに答えておくと
オラクル(結果を市場に届ける)というのを自分たちが自由度高く管理できるようにするのはあるかなと。
Polymarketだと、UMAというオンチェーンオラクルがある
他にも何個かオラクルがあるが、根本的にはポーカーみたいにどんどん売買にしていく感じの設計によっている
あとは、分散型裁判所みたいなものでチャレンジ(異議申し立て)を実装しているところもある
manifoldだと、「市場作成者 = 解決者」で、異議申し立てを前提としていないっぽい。今回の実験なら笑って終わりだったが、ここら辺のメカニズムデザインも議論は必要かな。
一応すでにクリプトの人たちが開拓しているので、どれを選ぶか + どれだけ簡単にするかみたいな感じかなぁ。
nishio:
書かれてない側面として市場自体に対するアテンションの獲得のレイヤーがあるよなと思った
僕は「50%より高い数値が出ている状態ならアテンション獲得にインセンティブがある」というメタなインセンティブがあったので序盤には拡散したが、中盤に拡散しなくなって、そのまま忘れてたw
taka
これはどうなんだろうか?
流動性が増えれば(結果を確信している人からしたら)カモが増えるわけで、ある意味で拡散した方がいいのかもしれない?
拡散しないインセンティブがある状態を考える
ない気もする?
nishio 市場で勝つことよりもリアルワールドで勝つことの方が有益で、市場の中間状態がリアルワールドに影響する場合
追記: たとえば公示日ぐらいに80%とかになってたら、僕は間違いなく「予測市場も国政政党成立を予測している!」とツイートしただろう
taka あ〜そういう意味のアテンションか。
tokoroten:
どうでもいいけど、予測市場の本って、2013年の本が一冊でたきりで、後続がないのか
現代の予測市場に関するまとまった日本語資料がないというのは、割と問題な感じはしてきた。
私もそうだけど、10年以上前の知識で止まっている
Manifold、もうちょっと遊びたいな
TakateTomoki
実際参加してみるとほんとおもろかった
たかありがとう
やってみないとわかんないタイプの概念だった
賭けてるし開発頑張るか、って自分がなったのが特におもろかった
追記nishio
これは面白い、買いポジションを持つことによって行動が促されている
買いポジションにモチベートされた行動によって社会資本が得られてる
tokoroten
最終日であっても、50%より大きい金額で買う決断はできなかった。50%以下に指値注文を出すだけだった
この自分自身の価値判断も含めて予測市場は面白かった
taka: これ、結局チャート見るか現実見るかで全然違う気がするんですよね。確信してたらいくらで買っても安いので。
tokoroten: 私は、DD2030にいることで応援するという立場をとってるので、中立の立場を維持するために、意図的にサポーターになってないので、内情がわからんかったんですよね
追記: サポーターになっても確信できるほどの内情はわからんと思うwnishio
taka:
インサイダーは、「お前らわかってねぇな」と思いながらひたすら買うのが一番いい行動になる。
それで負けたら自分は十分なedgeがなかったというだけのこと

"Engineer's way of creating knowledge" the English version of my book is now available on [Engineer's way of creating knowledge]

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