NISHIO Hirokazu[Translate]
対話によって認知できていないことを認知する
西尾流の書き方だと「対話によって盲点に気づく

実感として「対話によって盲点に気づくこと」はよくあると感じる
この「対話」とは何か?
音声であることは必須ではない
相手が人間である必要はない(Keichobotとか)が、なんらかの質の変化がある
1対1である必要はない
>条件2: 「相手の理性が正しく動いている」という信頼があるなら
あー、これは大前提な感じ。
>主に対面での会話(雑談)で、知らない言葉を使われる時に「なるほど〜」となることが多い
これにはあまり共感しない
最近の具体例だと「面白い」みたいな「よく知ってると思ってた単語」に感して「自分ではない人とそれについてどう思っているか丁寧に掘り下げたら意外に食い違っていた。相手の視点からの風景にも納得感がある」という現象が起きたりすることをイメージした
得られたものは「新しい単語」ではなく「既存の単語に対する新しい視点」
こういうことが起きたら、過去の自分の書いたものを「面白い」で検索してみて、それを新しい視点で眺めて見ると、さらに新たな発見が生まれたりする
これって多分こういうシチュエーションだよね
1: AさんがXについて言及する
2: それを聞いていたBさんがそれに関連のあるものとしてYについて言及する
3: AさんはYを知らないので質問する
このシチュエーションで確かにAさんは新しいYを獲得している
でもこれは「ピラミッドの頂上を取ってくる」だと思う
Bさんは積み上げることによってYを安定させている
頂上だけ取ってきたままだと下に落ちてしまうからAさんは時間をかけて間を埋める箱を獲得する必要がある
もっと細かく描くとこうか
まずXとYが繋がる必要があり、それからYを安定させるために他の根が必要
多分「新しい単語を獲得する」だとまだ繋がってない感じがあるから僕は不安になるんだな

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