NISHIO Hirokazu[Translate]
ソーシャルフィールドと接続しないとPerformingで困難を抱える
>Presensingにおけるソーシャルフィールドとの接続が起きてないのでPerformingの段階で困難を抱える

GPT5
U理論の文脈でいうと、その一文はだいたいこういう因果を言っています:

まず用語の意味
Presencing:presence+sensing。「自分(やチーム)が“どこから”行為しているか」という内的な立ち位置が切り替わり、“いまの延長(過去の習慣)”ではなく、立ち上がりつつある未来の可能性から動ける状態になる、という説明がされています。 (MIT Sloan)
ソーシャルフィールド:個々人の発言内容より手前にある、場の空気関係性の質相互作用のパターン(入った瞬間に「なんか緊張してる」等と身体で感じるアレ)。外から観察するだけでは掴みにくく、*中に入って“それになる”*ことで分かる、と書かれています。 (Medium)
Performing:作ったものを“システム)で機能させる/広げる”段階。比喩として「小さなバイオリン(自分の手元の行為)」ではなく、「大きな(マクロ)バイオリン(周囲の全体=場)」を“演奏する”必要があり、適切なプレイヤーを招集することと、多主体が「討論」から「共創」へ移るための社会的テクノロジーが要る、とされています。 (MIT Sloan)

「接続がないとPerformingで詰まる」の中身
Presencingでソーシャルフィールドに“接続”できてない=
場の暗黙ルール信頼の配線、誰が何に痛み/誇り/恐れを持っているか、どこが地雷か、何が正統性になるか…といった“場の現実”を身体感覚込みで掴めていないまま、頭だけで案を作っている状態。
そのまま右側(Prototyping→Performing)に行くと、Performingで必要なことができなくなります:
誰を巻き込むべきか」が外れる(正しいキーパーソンがいない/逆にNGな順番で声をかける)
討論→共創”に場が切り替わらない(抵抗シニシズム分断が温存される) (MIT Sloan)
結果、プロトタイプ自体は動いても、採用・継続・スケールの局面で摩擦コストが爆増する(あなたのメモでいう「紹介者責任制」「信頼の低下」「板挟み」の支払いが発生する)
言い換えると、Performingは“実装力”だけじゃなくて「場を楽器として弾けるか」問題で、そこに必要な「場の楽器の鳴らし方」をPresencingで掴んでいないと、最後に全部つまずく、ということです。 (MIT Sloan)

あなたのメモの例に寄せると
Aが新しいコミュニティに入るとき、ソーシャルフィールド(既存の信頼ネットワーク)に接続せずに「こうあるべき」だけで動くと、短期的には“正論”でも、Performing(=関係の中で機能させる協働を回す紹介を増やす)で破綻しやすい。
その破綻コストが、Aではなく紹介者Bや既存メンバーに転嫁される――ここがあなたの「連帯保証人」比喩に対応します。

実務的チェック(接続できてるか)
Presencing的に接続できているときは、少なくとも次が言語化できます:
この場の信頼は何で増減するか(何をすると“財布から金を抜いた”扱いになるか)
主要プレイヤーの関係図と、共創に移すための手続き(会議体儀式合意の作法)は何か
ここが曖昧なまま進むと、だいたいPerformingで火を吹きます。


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